LPICとLinuC、どちらを受検すべき?

「Linux関連の資格を取ろう!」と思い立ち、書店で資格の参考書を買うにも悩んだ人が多いはず。
Linux関連の資格には「LPIC」と「LinuC」という2大派閥が存在します。

今回はどちらの資格を受検すべきかを書いていこうと思います。

LPICとLinuCの歴史

長年実施されて来たLPICとは違い、LinuCはまだ新しい試験となっています。

日本においては、2000年に設立されたLPI-Japanが長らくLPICの実施してきた。一方で、LPI-JapanはLPICを将来置換える目的で、2018年3月より日本ローカルの認定試験LinuCを開始した。これに対して、LPIは同年6月にLPI日本支部を設立して日本でのサービスを開始した。LPI-Japanは5月31日よりLPICのバウチャー販売を停止し、受験者情報データベースへのアクセスを切断されたとして、8月17日にはLPICの取り扱いの停止を発表した。

ウィキペディアより引用

要するに、2000年からLPICを実施してきた団体が2018年に新しく開始した試験がLinuCというワケです。

転職サイトで検索をかけてみる

某大手転職サイトで、それぞれの資格を検索してみました。

試験名ヒット数
LPIC130件
LinuC42件
2022/08/19地点での検索ヒット数

やはり、歴史がある分就職にはLPICの方が軍配が上がりそうです。

結論:迷ったなら現状LPICを選んだほうがよい

LPICもLinuCもどちらもLinuxの試験には間違いありません。
ただし、LinuCの方はまだ歴史が浅く、求人を出している層への知名度がまだ高くありません。
というか業界内でLPICの認知度が高すぎるので、まだ追いつくには少し時間がかかりそうです。

募集要項にLPICを必須とする求人の方が依然として多いです。

どちらを受検しようか悩んでいるのであれば、とりあえず先にLPICを受検するほうが選択肢の幅は増えます。