「Pathを通す」ってどういうこと?

「Pathを通す」って環境構築でよく出てくるけどどういうこと?

「PATHを通す」ってパソコンを設定していると出てくることがあります。

簡単に言うと、環境変数のPATHの欄にフォルダまでのルートを設定することが「Pathを通す」と言われています。

「Pathを通す」とは、コマンドプロンプトやターミナルなどのシェルが実行ファイルを探すディレクトリの一覧を更新することを指します。通常、システムはあらかじめいくつかのディレクトリを探索するように設定されていますが、追加のディレクトリを指定することで、シェルがそこにある実行ファイルを検索することができるようになります。

例えば、コマンドプロンプトでPythonスクリプトを実行する場合、Pythonインタープリタの実行ファイルがあるディレクトリをPathに追加する必要があります。これにより、Pythonの実行ファイルを直接コマンドプロンプトから実行できるようになります。

管理人代理

本来なら「C:\XXX\Python.exe」と入力しないといけないのが「Python」だけで実行ができるようになります。

Pathにはいくつも設定して大丈夫?

いくつも設定できるけど上に書いてあるものの方が優先だよ。

システム環境変数とローカルの違いは?

システム環境変数とローカル環境変数は、それぞれ異なる範囲で利用される環境変数です。

システム環境変数は、システム全体で使用される環境変数であり、すべてのユーザーが利用可能です。例えば、PATHやTEMPなどがシステム環境変数の代表的な例です。システム環境変数を設定すると、すべてのユーザーがその変数を参照できます。

一方、ローカル環境変数は、各ユーザーが独自に設定することができる環境変数であり、そのユーザーのみが利用できます。例えば、ユーザー名やホームディレクトリなどがローカル環境変数の代表的な例です。ローカル環境変数を設定すると、そのユーザーのみがその変数を参照できます。

環境変数を設定する際には、どちらの範囲に設定するかを適切に選択する必要があります。システム全体で利用するものはシステム環境変数に、個々のユーザーに関するものはローカル環境変数に設定するのが一般的です。