完璧主義って損だよね

完璧主義ってとにかく時間が必要

1つの資料を作るときに0の状態から90点の状態にするのと、90点の状態から100点の状態ってどっちが楽だと思います?

この2択なら、多分90点から100点に上げる方が時間がかかると思うんですよね。完璧に作りあげようとするとかなり時間がかかる。

それに加えてこの場合はぱっと見、80点の状態まで作った人の方が成果を出してるように見える、というのも罠。100点にするためには存在しているかも分からない間違い探しをする必要があります。

完璧主義ってやることがどんどん増えていく

完璧なものを作ろうとすると、過去に行ったチェックや調査がどんどん積み重なり、プロジェクトが進むにつれてやることが膨大に増えていくことになりがち。そして必要のない手順の見直しは行われない。

この現象は、完璧主義者や詳細志向な人たちに特有の傾向であり、素晴らしい成果物を生み出す一方で、同時にストレスや時間の圧迫を引き起こすこともあります。

意識的にやることを減らすことが重要

ここまでくると、完璧主義者って損なところばかりに思えてしまいますが、そんなことはありません。うまく『どこまで完璧を目指すか』というバランスが取れたら最高です。

完璧主義者は時に細部にこだわりすぎてしまいますが、プロジェクトにとって本質的でない詳細を省略することが重要です。細かい点にこだわることで時間を浪費し、本質的な作業を軽視する可能性があるため、意識的にバランスを取ることが必要です。

完璧主義者は時に「完璧」を追求しすぎてしまいますが、実際には「良い」ことを目指すことの方が現実的で効果的かもしれません。目標が達成可能でかつ質の高いものであれば、それで十分であり、無理に完璧を求める必要はありません。

完璧主義者こそ雑な人とペアを組むべき?

雑な人と完璧主義者って正反対ですが、仕事のペアとしての相性はいいです。

完璧主義者は細部にこだわり、計画を丁寧に立てることが得意ですが、一方で雑な人は柔軟性があり、クリエイティブな解決策を見つけることが得意です。これらの相反するスキルが融合することで、プロジェクト全体の効果的な進行が可能になります。