DX(デジタル・トランスフォーメーション)を簡単に理解したい!要するに何がしたいの?

「DX化が推奨されているらしい!」「DXのおかげで新しい仕事を受注できた!」と聞こえるようになってきた今日この頃。
DXのおかげでシステム屋は仕事が増えているらしい、とは聞くものの末端のシステム屋さんとしては正直実感がありません。

ところで、このDXってどういうことをしたらDXになるのか分かります?
システム屋じゃなければDXって何のことを言っているのかサッパリじゃないのかな。

今日はこの、『DX(デジタル・トランスフォーメーション)』について書いていこうと思います。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)ってこういうこと!

中小企業庁にDXが何なのかイメージしやすい説明がありました。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

中小企業庁HPより引用

要するにDXとは『データやデジタル技術を活用して業務やサービスを改善しよう』という活動のこと。

DX化ってIT化とは違うの?

DX化と混同しやすい言葉としてIT化があります。
この2つは意味は違いですが少し意味が違います。
IT化はデジタル技術を導入して業務改善を図ることを指します。

DX化はIT化に加えて+αが必要になります。
例えばIT化のおかげでお客様満足度が高くなった!システムを刷新したのでシステム改修にかかる時間が減った!などなど。

DX化するためにはシステムからデータを集められるようにだったり、デジタル技術を活用できるようにだったりしなければなりません。なので最低限IT化は必要となります。
ただ、むやみやたらとIT化しただけではデータを活用しているとは言えないので、DX化とはいえません。