使えたら便利なPowerShell。今回は
興味はあるけど使ったことがない……。
どっから突っかかっていいのか分からない……。
そんな人たちのための記事になります。
そもそもPowerShellって何ができるの?
わりとプログラミングとしてやりたいことは何でもできます。
例えばVBAみたいにExcelを編集するとか、ActiveDirectoryのユーザを操作するとか、メールを送信するとか。ライブラリのインストールは必要ですが、DBと通信してデータ操作などもできます。
Bashで苦労するCSVの操作だって他にインストール不要で簡単にできます。
初期設定
PCの設定によっては実行ポリシーの設定が必要な場合があります。というか自由度が高すぎてセキュリティの穴になりうるので初期設定では実行できないようになっています。
実行ポリシーの設定方法についてはMicrosoft公式をご覧ください。
PowerShellの開き方
Windowsボタンを押した後に『PowerShell』と検索して開くだけ。
PowerShellにはコンソールのものとISEの2種類ありまして。
コンソールはコマンドプロンプトのようなコマンドが入力できる画面、ISEはそれに加えてスクリプトを複数行書けるエディタのような機能が付随しています。
よっぽど古いWindowsを使っているわけでなければ、コンソールもISEもどちらもインストールされています。
この2つのPowerShellは一部挙動が違う等の差はありますが、普通に実行する分にはどちらでもそこまで変わりません。
何かしらのスクリプトを作成したい場合はデバッグ実行などもできるISEの方が便利です。
スクリプトの作り方
一番簡単なのはISEで作ってスクリプトを保存する方法です。
普通にメモ帳で開いて拡張子を『.ps1』にするだけでも可能ですが、スクリプト内に日本語が存在する場合は文字化けすることがあるので注意が必要です。
shift-jisもしくはUTF-8のBOM付であれば日本語を使用しても文字化けしません。
Write-Host "Hello World!!"
プログラミングでよくある『Hello World』を書いてみました。ぶっちゃけWrite-Hostも書かなくても出力できる。
いわゆる『おまじない』がなくてスッキリ書けるのもPowerShellのいいところ。
PowerShellを実行してみる
実行方法は色々あるので状況に合わせて使い分けてみてください。
エクスプローラーから実行する
実行したいps1ファイルを右クリック→PowerShellで実行 をクリックするだけ。
PowerShell ISEから実行する
スクリプトを表示している状態で►をクリックするだけ。
PowerShell(コンソール)
コンソール画面に実行したいps1ファイルのパスを入力するだけ。
コマンドプロンプトから実行する
コンソール画面に『powershell -File コンソール画面に実行したいps1ファイルのパス』を入力します。
以下のようなイメージです。
powershell -File C:\file\script.ps1
その他
頑張ればVBAからPowerShellを呼び出すなんてことも可能です。
昔書いた記事でそんなこともやりました。