今回は電気工学科と電子工学科に違いがあるのかというお話。
一応学問としては違う
電気工学科は電気を送電・変電するための技術を学ぶのが目的で、電子工学科は半導体だったり電気回路だったりを学ぶのが目的になります。
半導体って?
半導体は蓄電池だったり、回路に使われている素材です。
最近の流行りだと太陽光発電システムとか、電気自動車とかに使われています。
ただ、基礎的な学問は似ている……というかほぼ同じ
結局、両方電気関係だからね。なので、電気工学科も電子工学科も授業で学ぶことは実はそんなに変わらないです。
両方とも電磁気学とか電気回路とかを基礎として学んでいきます。そして、さらに紛らわしいことに、電気工学科でも半導体について勉強することもあるし、電子工学科でも送電技術について学ぶこともある。両方とも知識があることに越したことはないからね。
まあその辺は大学によって違うから行きたい大学のシラバス(授業の計画)を検索してみて。学外者でも検索すれば見れるよ。
ただ、電気工学科の方が電子工学科よりも送電・変電技術や設備についてはより深く学ぶし、電子工学科の方が電気工学科よりも半導体についてより深く学ぶよ。
あとは大学卒業後の就職先の割合が違うこともあります。やっぱり電気工学科だと電力会社だったりインフラを整備している会社に入社している人が多かったり、電子工学科だと自動車メーカーだったり太陽光発電の会社だったりに入社している人が多いよ。
最終的に目標にしている業界があるのなら、どちらの学科に行くかは選びやすいと思います。